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えっ、20歳になったら年金!? 留学生が見落としがちな義務とは?

日本で留学中のみなさん。
「20歳の誕生日」、おめでとうございます

でも実は、日本では20歳になると自動的に“ある義務”が発生します。
それが――国民年金の加入です。

■ 国民年金とは?
日本では、20歳から60歳までのすべての人に「国民年金」への加入義務があります。
これは国籍に関係なく、日本に住所がある人が対象です。

つまり、留学生であっても、日本に住んでいれば原則加入が必要になります。
たとえアルバイトをしていなくても、収入がなくても、年齢だけで義務が発生します。

■ 学生だけの特例制度があります
「そんなの払えない…」という声もありますよね。
ご安心ください。学生向けの救済措置として、

『学生納付特例制度』 があります。

これは、経済的に負担が大きい学生のために、年金の納付を一時的に“猶予”してもらえる制度です。

ただし、この制度は自動では適用されません。
きちんと手続きする必要があります。

■ 学生納付特例制度のポイント
対象:20歳以上の学生(留学生含む)
条件:所得が一定以下であること
効果:年金の納付が猶予される(未納扱いにならない)
手続き:毎年申請が必要です

■ 手続きはどこで?何を持っていく?
申請は、お住まいの地域の市区町村役所(年金窓口)で行います。
一部、郵送やマイナポータルでも可能です。
【必要書類】
・在留カード
・学生証または在学証明書
・印鑑(署名でも可)
※日本語が不安な場合は、通訳の方や支援団体と一緒に行くのもおすすめです。

■ 知っておくと“将来の安心”に
年金と聞くと「自分にはまだ関係ない」と思いがちですが、
納付の記録は将来の永住申請や帰国後の手続きに影響することもあります。

「知らなかった」では済まないこともあるので、20歳になったらまず“年金”の確認を!

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