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【事例紹介】 困難を乗り越えて…在留資格「技術・人文知識・国際業務」5年の更新に成功したベトナム人技術者のケース

今回は、不許可となる可能性も少なくなかった非常に難しいケースの事例を紹介させていただきます。

企業の真摯な協力と丁寧な準備の結果、在留期間5年の更新許可を得ることができました。

 

■申請者情報
国籍:ベトナム
性別・年代:男性・20代
在留資格:「技術・人文知識・国際業務」
職業・勤務先:日本の民間企業にて、専門的な技術職に従事

 

■背景と課題
申請者は精神的な不調(適応障害)により、約1年1か月の無職期間を経て、現在の企業に就職しました。診断書は提出できる状況でしたが、在留資格の更新においては長期の無職期間が大きなリスク要因となる事が想定されました。

さらに約2年前には道路交通法違反(無免許運転)により摘発された経歴もあり、これらの事情が入管審査で不利に働くことは明らかでした。

そうした中で更新許可を得るためには、本人が日本社会で必要とされる人材であること、そして社会復帰後の誠実な取り組みと今後の見通しを、慎重かつ的確に伝える必要がありました。

 

■企業側の支援と姿勢
このケースでは、勤務先の企業の対応が非常に誠実かつ前向きで、許可につながる大きな要因となりました。
ベトナム人社員の再出発を心から応援したいという企業側の強い想い
現場での努力を日々見守ってきた経営者による、高い評価と信頼
社員に対する中長期的な支援の姿勢と、今後のキャリアを見据えた育成計画
企業からは、そうした信頼と期待の気持ちをしっかりと伝えていただき、申請全体の説得力が高まりました。
また、申請者本人も過去の過ちを真摯に受け止め、二度と繰り返さないという強い意志を示しており、所属機関や社会への貢献を希望していることが伺えました。

 

■結果
綿密な準備と企業との連携により、最長である「5年」の在留期間で更新許可を取得することができました。これは、単に更新が認められたというだけでなく、「この人材は将来にわたり日本で活躍できる」と入管に評価された証とも言えます。

 

■まとめ
在留資格の更新では、過去の経歴やトラブルによって、審査が非常に厳しくなることがあります。

しかし、申請者本人の誠実な姿勢と、受け入れ企業の想いある支援があれば、不利な状況を乗り越えて希望の結果を得ることも可能です。

TAKUSHIAでは、どんなに難しい状況でも諦めずに、関係者の皆様と一丸となって在留手続きをサポートしています。
これからも、外国人の方と支える企業の“橋渡し役”として、全力で取り組んでまいります。

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